富士フイルム

“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展 2021

応募期間終了いたしました

開催期間
2021年10月8日(金曜日)から12月12日(日曜日)

オンライン開催:2021.11.19㊎~2022.1.30㊐

皆さまの声VOICE

1回の出展で6度おいしい!
独自の楽しみ方とは?

フォトアドバイザー・伊藤幸子さん

写真展を形作ってくださる皆さまをインタビューする企画、vol.2に登場していただくのは、大阪府在住のフォトアドバイザー・伊藤幸子(いとうさちこ)さんです。

厳密にいえば、作品を応募する「出展者」でも、応募をサポートする「写真店」でもなく、はたまた運営側でもない。

けれどそのすべてを横断するような、写真展を「つなぐ」位置に立つ伊藤さんの想いを伺いました。

伊藤幸子さん(以下伊藤さん)プロフィール:
大阪府在住。フォトアドバイザーとして、写真を撮る人の「作品づくり」をさまざまな角度からサポート。「写真・カメラ全般にわたる高度な実用知識を有する者」に与えられる「フォトマスターエキスパート」保持者

※仕事での通称は、伊藤智袴さん

「作品づくりのお手伝い」
が仕事です

  • 元々は自動車業界で仕事をしていましたが、あるときに写真の魅力に取り憑かれ、転職して写真の世界へ。

    以降、ずっと写真関連の会社に在籍していたのですが、退職後は独立。現在はフォトアドバイザーの仕事を中心に、写真にまつわるさまざまなサポートをさせていただく仕事をしています。

    そもそも、「写真」と「作品」は似て非なるものだと考えています。

    前者は、撮影データそのまま。後者は、こんな風に撮りたかった、伝えたかった、と「撮影者の意図」を反映した存在と捉えています。

  • ですので、「写真」を「作品」に昇華するために、具体的にはPhotoshopなどの画像編集ソフトウェアを駆使して、具現化していくお手伝いをします。

    お客さまの意図を伺いながら、かゆいところに手が届く「孫の手」のような存在……というとイメージいただけるでしょうか。

    とにかく一番嬉しいのは、プリントが仕上がってきた際に自分の作品を見られたお客さまが、笑みをこぼされること。「こんなに綺麗になるの?」「これが私の作品?」などと言っていただけたら、幸せですね。

    なので、当然画像編集の段階だけでなく、カメラ選びから撮影の技術的サポート、撮影ロケーションや写真選定等の相談など、写真にまつわるありとあらゆる悩みにもお答えしています。

1回の出展で6度おいしい!
独自の楽しみ方とは?

  • その仕事の中で、大切にしている存在の一つが「PHOTO IS 写真展」です。

    私どものお客さまは、退職後に写真を趣味にされている方、写真愛好家の方々が中心です。

    毎年「PHOTO IS 写真展」の時期が近づくと、お客さまというお客さまに、一人ひとり郵便物やお電話、直接のお声がけ等で応募のお誘いをいたします。

    その理由は、「PHOTO IS写真展が本当に楽しいから」。それに尽きます(笑)。

  • 大阪会場の出展者の希望者たちで、記念撮影をしたときの様子

    そして、私どもの出展の合言葉は「1回の出展で6度おいしい」。

    「PHOTO IS 写真展」は、専用台紙を使って応募することができるのですが、私どもは、写真の楽しさも堪能し尽くすために、応募の前後に独自の味付けもほどこします。

    • [1]作品選定
    • [2]タイトル選定
    • [3]プリントし、いざ応募
    • [4]展示会場(大阪)をみんなで見学(希望者は現場で記念撮影)
    • [5]返送希望を出した作品が戻ってくるタイミングで、
      再度みんなで小さな写真展を開催
    • [6]ご自宅で作品を飾る

    このように、会場での展示は数日ですが、1年を通じて楽しもう!というのが、私どもが提案する「PHOTO IS 写真展」の楽しみ方。

  • 新年会の様子

    タイトルを一緒に考えたり、会場で一緒に記念撮影をしたり、展示作品が手元に戻ってきたら、それぞれの手元に戻す前に、私のオフィスで再度展示したり。

    1枚の写真を起点として、長く前後を、「みんなで一緒に」楽しむこと。その流れの中で、写真を撮ることの楽しさ、作品をつくることやプリントする魅力に気がついていただけたら、とても嬉しいなと思っています。

写真きっかけで生まれる
コミュニケーションを広めたい

  • 個人的な考え方となりますが、写真は一人でも楽しめるものですが、友人や家族、写真サークルなど好きなもの同士で集まって、「人の輪をつくること」がじつは一番の楽しみ方なのではないかと思っています。

    なので「PHOTO IS 写真展」も、一人ではなく、ぜひ複数人での参加をオススメさせていただきたいですね。

    たとえば、ご家族でのご応募。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、お子さん、お孫さん、ご家族で参加してもらえたら、これ以上ない思い出づくりができそうです。

    今って、なかなか家族全員でひとつのテーブルを囲むのが難しいご時世。でも「PHOTO IS 写真展」は日本全国に会場がたくさんあるので、たとえばお孫さんが、おじいさま、おばあさまが住まれている会場の近くで出展することが可能ですし、もちろんその逆も可能です。

    「PHOTO IS 写真展」をきっかけに、家族が集合できたら、すごくいいですよね。

  • 最後に、少し自分語りをすることになってしまいますが。元をたどれば、私が写真に興味を持ったきっかけは、ある写真家の写真展に行ったことでした。

    生来、美術館や博物館、写真展などを訪れるのが好きだったんです。

    でも、その先生の写真は今までの体験とまったく違いました。なぜかというと、平面プリントのはずなのに、ものすごく立体的に感じられたからです。

    油絵ならまだわかりますよね、凹凸がある感じ。写真にはそれがないのに、油絵と同じような印象を抱きました。

  • それ以来、その先生の写真展を日本全国追いかけるようになりました。そして、追いかけすぎて、顔を覚えていただいたんですね(笑)。ある日話しかけていただいて、オフィスに遊びに行かせてもらうことになりました。結果的に、後日先生に、写真業界への転職のきっかけをいただいて。

    以降、写真に30年以上向き合ってきましたが、魅力は尽きるどころか、どんどん増すばかり。

    まだまだわからないことの多い写真ですが、ただ1つわかったことは、「写真は、見る人の心の状態によって、見え方が変わるらしい」ということです。

    「あの時立体的に見えた写真が、ほかの場所で見ると立体に見えない。どうしてか?」と先生に問いかけたことがありました。「会場が変わったからか、照明のせいか、何かほかに原因があるのだろうか?」と。

    そうしたら先生は言うんです。「写真が変わったのではない、見た人の心が違うから、違うように見えるのだよ」と。

    じつは、先生はすでに2年前に亡くなってしまわれたのですが、今でも私の中には、その言葉がずっと残っています。

    未だに、「写真が、どう違って見えるか」については言語化できていないのですけれどね。もしかしたら、一生答えは出ないかもしれない。でも、私にとっては追い続けてきたい問いです。

  • こんな風に深く広がっている写真の世界の魅力。「PHOTO IS 写真展」をきっかけに、一人でも多くの方が目を向けてくださり、そして楽しんでくださったら。

    最後は、私の話が多くなってしまいましたが、そんな想いを込めながら、毎年「PHOTO IS 写真展」をたくさんの方にオススメしています。写真って、いいですよね、本当に。

    これから写真展に応募し、開催されるのが今から楽しみです。

ライタープロフィール
伊佐知美

旅と写真と文章をこよなく愛すライター。写真を撮りながら旅をして早数年。日本一周、世界二周、47都道府県・70カ国程度を訪問済み。「PHOTO IS 写真展」の出展を通じて、日本と世界のプリント文化がさらに盛り上がるといいな、と願いながら記事を綴っています。
Twitter https://twitter.com/tomomi_isa
note https://note.com/tomomisa