“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展 2024

富士フイルム
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ペット撮影お悩みアドバイス

お悩み1「シャッターチャンス(かわいい表情)を逃してしまう」

  • 愛犬愛猫のシャッターチャンスは一瞬。撮影のときは常に連写に設定しておくのがポイントですが、意外と知らないのがスマホでの連写撮影方法です。連写方法はスマホによって異なりますが、「シャッターボタンを長押し」や「シャッターボタンを左右上下のどこかにスワイプ」すると連写になるスマホが多いので、まずはご自身のスマホの連写方法をあらかじめ調べておきましょう。またシャッターチャンスは待つだけでなく作ってみるのもオススメです。キラキラ輝く瞳のカメラ目線を撮りたいときは右手にスマホやカメラ、左手に愛犬愛猫のお気に入りのアイテムを持って撮影します。まずはアイテムを愛犬愛猫に近づけて充分に遊んで興味を持たせたら、そのアイテムをレンズのすぐ上に持っていきこのときに連写撮影。この動作を何度か繰り返し撮影します。このときに撮影に集中しすぎて一度に何十枚も撮るのはNG。連写で3~5枚程撮ったら遊ぶを繰り返し、飽きさせないようにしながら撮影するとバッチリカメラ目線が撮れますよ。

お悩み2「ペットが動くので写真がブレてしまう」

  • 動きの速い子の撮影はブレとの闘いです。撮影ブレを回避する一番簡単な方法は「明るい時間帯に窓際で撮る」ことですが、これは次の項目で詳しくお話しします。

    デジカメを持っている場合は、「シャッター速度優先(S)」モードにして、シャッター速度を1/320秒以上に、動きの激しい子の場合は1/500秒以上に設定して撮影しましょう。走りシーンを撮る場合には1/1000秒以上に設定してください。(スマホでもシャッター速度を設定できる機種・アプリがあります)

    一般的なスマホ撮影など、シャッター速度を設定できない場合は、愛犬愛猫の動きを一瞬止まらせるのがポイントです。これは自由に動きまわれる環境だとなかなか難しいので、例えばキャットタワーにいるときを狙ってみたり、愛犬愛猫がカゴや箱に入って大人しくしているときに撮るのがおすすめです。
    丁度良い箱を用意して撮影したい場所に置いたら、愛犬愛猫にその中に入ってもらいます。とは言え落ち着かない空間ではすぐにぴょんと飛び出てしまいます。そんなときは先ほどのアイテムを使う撮影方法を組み合わせると、箱の中での滞在時間が長くなるのでより撮りやすいでしょう。

お悩み3「室内の撮影が多いので、写真が暗くなってしまう」

  • 写真の明るさは、露出をプラス補正にしてあげると解消されます。ですが、より明るくキレイに撮る場合は窓際から差し込む自然光を利用するのが一番効果的です。このときに窓から差し込む「柔らかい光」を使うのがポイントです。強くて固い光は、光のあたっている場所とあたっていない場所とのコントラストの差が激しくなってしまいます。もしも強い光の場合には、窓から少し離れた位置で撮影をするかレースのカーテンを引いて(閉めて)撮影をしてください。上の写真は左手に窓があり、愛犬愛猫のサイドから斜め後ろあたりからにゃんこに自然光があたっています。このような窓との位置関係で撮影をすれば、毛の輪郭もキラキラと輝き毛並を美しく写してくれます。さらににゃんこの足元に敷いている白の柔らかいマットも明るさをプラスするための技です。この白が窓からの光を反射させるレフ板効果にもなっていて、顔を明るく写してくれます。例えば白いシーツや白い床など、足元に白い物があるとよりキレイに撮る事ができますのでお家にあるもので工夫してみてください。

お悩み4「いつも同じような写真ばかりになってしまう」

脱!マンネリ写真のコツを2つお話しします。まずは構図から。写真の中に大きな空間があると作品のおしゃれ度もアップします。空間多めの構図で私がオススメしたいのが三分割構図です。縦と横に三分割するための線を2本ずつ引いて、その線と線が交わった4つの点(交点)のどこかに愛犬愛猫を配置する構図です。スマホやカメラの設定の中に「グリッド線を表示する」という項目があるのでONにしてみましょう。そうするとカメラを立ち上げたときにこの4本の線が出てきます。あとは交点に主役を置くだけで簡単おしゃれ写真の完成です!

2つ目はお家で簡単スタジオ風撮影のコツをお話しします。まずは背景となるものを用意します。背景には量り売りの布や壁紙なども使えますが、今回私はミモザ柄のマルチカバーを用意しました。これを壁に貼ってL字に垂らしその上で愛犬愛猫を撮影するとこんな感じ!ちょこっと小物も用意して愛犬愛猫と一緒に写し込んであげれば簡単お家スタジオ写真の完成です!季節の小物や背景を用意して四季折々のイメージで撮影するのも楽しいですよ!